スイートマジョラム

ハーブ

スイートマジョラムについて

学名:Origanum majorana     科名:シソ科    利用する部分:葉   草木の種類:多年草

スイートマジョラムというと、アロマテラピーではメジャーではないものの2番手か3番手くらいに登場するエッセンシャルオイルといったところでしょうか。甘くスパイシーな香りが心と身体を温めてくれるオイルです。

ハーブもエッセンシャルオイルと同じ香りが楽しめます。オレガノの仲間なので、オレガノと同様料理(バターに細かく刻んで加える、肉料理に香り付けとして加えるなど)に使ったり、ポプリや枕などに入れて香りを楽しむという使い方が多いようです。

ハーブティーとしては身体を温めてくれる効果から、風邪や頭痛、生理痛、精神的にストレスを感じた時におすすめです。カモミールやリンデンなどリラックス効果のあるハーブに少し加えるなどしてもいいかもしれません。また、体を温めたい時にお風呂の入浴剤として利用することもできます。乾燥させた方が香りが強く感じられるように思います。

 

スイートマジョラムの花

スイートマジョラムは多年草で、春になると10~20センチくらいにまで伸びて徐々に花が咲き始めます。

4月~5月頃マジョラムの先端に丸い小さいコブのようなものがたくさん付き始めます。蕾なのかと思うのですが、そのコブの間から4つ小さい花が咲き始めます。

上の写真で拡大して見ると分かると思うのですが、枝からあちこち分かれて房状になっています、その房は小さい芽キャベツのようなコブで、たくさんついています。そのコブの脇から白い花が咲くのです。

ではこのコブは何なのか??中を調べると本当に芽キャベツのように小さい葉っぱの様なものが重なっていて丸くなっているだけでした。このコブが結び目のように見えるので、ノッテッド(結び目)マジョラムという別名がついています。

花が咲いた後そのままにしておくと、その結び目のコブはだんだんと長く伸びていきました(6月~7月にかけて)。開花前は丸くて芽キャベツのような玉の部分が並んで縦に伸びてきます。下の写真は6月中旬のものです。

その後梅雨の雨の影響もあってか、茶色く枯れてきて見た目が汚くなってしまい、根本部分に新しい芽も出ていたので根元に近い部分からバッサリと切ってしまいました。

そして8月下旬になったところで、また5月と同じように玉状のものの脇から花が咲いてきました。

マジョラムの開花時期を調べると6~9月という表記が多く、梅雨時期に刈り込みをして蒸れを防ぐことや、花を咲かせすぎると冬を越すエネルギーがなくなってしまうのでそのためにも適度に刈り込まなくてはならないという事が調べてみて分かりました。