ホロスコープとは、ある個人が生まれた時間と場所を観測地点としてに頭上に光る星(惑星)の位置を、図(チャート)にして表したものです。このチャートを見てその人の個性や性格、個人の運命を推理したり、あてはめていくことを占星術(アストロロジー)と言います。
二つのホロスコープチャートを組み合わせて相性を見たり、現在の星の動きのチャートと自分の誕生日のチャートを組み合わせて現在の状態を読むこともあります。様々なことがホロスコープで読むことができます。
太古の昔から人間は太陽や星を信仰したり、星の動きを見て季節の移り変わりを確認したり、方角を予測する目印にするなどして星と共に生活していました。そこから天文学が生まれ、占星術は今から2000年前におおよそが体系づけられたそうです。
占星術というと、朝のテレビの今日の占いや、雑誌の月ごとの占いで私たちは身近に感じる存在です。この現在ポピュラーになっている星座占いはホロスコープの中のほんの一部を切り取ったものです。その仕組みを知ると、占星術がより面白くなって自分のことや周りの人のことが分かるようになるように思います。そして、ホロスコープチャートが一人一人違うように、人は個性があるのが当たり前で、それぞれに違った魅力があるという事に気づくかもしれません。
アロマテラピーやハーブと占星術の関りも歴史的に深く、そのあたりも掘り下げると面白いです。シュタイナーでも宇宙と人間の関りといった話も頻繁に出てきますので、占星術がある程度分かるとシュタイナーの理解も深まるように思います。
ホロスコープをきっかけに、新しい世界を知ることができたり、なかなか前に踏み出せなかった一歩を踏み出せる勇気をもらったことが私にはたくさんありました。占星術は迷信で、そんなものを信じるのは意味がない、という考え方もあるかもしれません。毎日の行動のひとつひとつを占星術や占い師に頼るようになるのは、自分が全くない状態になってしまいます。占星術だけを頼る利用法はあまりいい使い方とは思えません。うまく星の動きをアドバイスとして「利用」して、自分が成長するための、一歩踏み出すきっかけとしてとらえる方がいいのかなと私は思っています。(関連記事:「占星術との関わり方」で同じようなことを書いています・・・)