私は学生時代から占星術が好きで、雑誌の特集などをよく読んでいました。その後アロマやハーブの仕事をしている中では、アロマ占星術やハーブと星の関りなどもあり、より身近に感じて今に至っています。
一般的な占星術は、私は学生時代から社会人になっても、様々な節目で悩みや迷いやが出た時に参考にしたり、プロに相談したりして自分の選択の参考にしたり、背中を押してもらっていました。どの場面でも聞いてよかったと思えました。
参考にする時に、プロに鑑定してもらったり、雑誌や本で自分の星座の運勢を見る以外に、ホロスコープチャートの読み方を勉強して自分なりに意味を見つける楽しさも徐々に覚えました。自分について客観的に知る手がかりになるように思います。
占星術を勉強してよかったなー、と思う事は、「自分と同じ人間は他に誰もいない」という事が理解できる所です。外見はもちろん、好きな事、苦手な事、やりたいこと、仕事、恋愛、人間関係‥…どれをとっても誰一人同じように感じ、選択する人はいなくて、みんなそれぞれ違っている、という事が、色々な人のホロスコープチャートを見ると感じることができます。
学校や社会に出て最も大変なのが人間関係なのではないでしょうか。そんな時にホロスコープチャートがそれぞれ違うのだから、考え方が違ってしかたないよね、という様に思えるだけでも毎日が少しだけ楽になるのではないかなと思います。
違いを認めること。これは最近頻繁に聞かれる「多様性」という考え方のヒントになるかもと思ったりもします。
心を楽にするために、占星術を「利用」するくらいの気持ちで向き合うことができればいいなと感じています。
現在シュタイナーの分野からも占星術を見ていく機会があり、占星術やホロスコープリーディングについて様々な考え方や読み方があることが分かってきました。占星術の歴史は長く、ホロスコープの作成方法、読み方はとても様々なスタイルがあり、どれが正解というものがないというのが現状のように思います。
そんな様々な種類がある占星術を深堀りすると、何が正解か、どのスタイルが一番信用できるかなど分からなくなってしまいます。また、あまり占星術に頼り切ってしまうと、自分で選ぶという意思が弱くなるという怖さもあります。
占星術との付き合い方は人それぞれでいいと思います。今のところ私は、一般的な西洋占星術を自分や周りの人たちを理解するためのツールとして利用したり、自分の迷いや悩みを解決するための星からの「アドバイス」と思って参考にしています。また、シュタイナーを理解する手段のひとつとして占星術を学んでいるという面もあります。そんな色々な方向から楽しんでいる、というのが今現在の私の占星術との関り方で、また時期がくるとこの形は変わるかもしれません。占星術の歴史や形式をリスペクトしつつ、何か一方の方向に偏りすぎないようバランスをとりながら占星術と付き合っていけたらと思っています。