はじめに・・・
このサイトのシュタイナーに関する記事は、サイト運営者がシュタイナーについて日本での勉強会や本、インターネットで学ぶことを通して得た情報のみをここにまとめています。さらに、ハーブやアロマの業界で長く身を置いていたこと、占星術にも興味があるため、知識や興味もそちらに偏っております。
とは言え、興味を持ったことに対してなるべく全体を確認して、自分の立っている位置を確認したいという気持ちもあるため、このサイトでは分かる範囲内で、できる限りシュタイナーを広く浅くカバーしていけたらと思っています。
シュタイナーの著書は読む人それぞれに捉え方、理解の仕方も変わってくるように思います。また、シュタイナー関連の本は、翻訳での表現方法の違い、捉え方の違いも多くあります。
そしてシュタイナー自身も、人智学をひとつのドグマ(宗教上の教義・教理。教条。)にはしたくない・・・ということを言っています。その人その人それぞれの人智学がある、ということなのでしょうか。そういえばシュタイナーの著書を多数翻訳している高橋巌先生の最近の著書である『シュタイナーの人生論』では「ひとり一人生きている状況が違うわけですから、一人ひとり違う人智学を自分の中に生かさないと、それこそ人智学が生きてこないことになります・・・」と言っています。「私の人智学」というものができればいいのですが、それはそれで捉え方が偏ってしまいそうで難しいですね。
このサイトでは、私(運営者)なりの捉え方で人智学やシュタイナーについて記事を書いていますので、そのあたりは大らかな気持ちで参考程度にご覧いただければと思います。私の知らない情報や違った考え方なども知りたいですし、同じようにシュタイナーについてお勉強されている方と繋がりたいと思っています。
以前から言われているように、シュタイナーは教育に関しては比較的多くの方に好意的に受け止められていますが、思想に関しては、とっつきづらく敬遠されがちです。ですので当サイトでもシュタイナー教育関連と人智学・シュタイナー思想関連とに分けてカテゴリーを作っています。思想に関して興味がない方はスルーして頂ければと思いますし、内容によってこのサイトを見る方に誤解や拒否反応が出ないかな?という私個人的な心配もあり、このあたりは少しずつ発信していこうと思っています。
私はシュタイナー教育を受けたこともなく、子供をシュタイナー学校に入れたりもしていません。ですので、シュタイナー教育については、実際シュタイナー学校に関わっている方や、学校に通わせている親御さんの方がよくご存じだと思います。私は子育ての中ではそれほどシュタイナー教育の理念や方法などを意識しすぎず、考え方の中でいいと思ったこと、取り入れやすいことを実践した程度です。でもその考え方は子育てする上でしっかりした核となり、今に至っていると思っています。
シュタイナーの思想はどれも理解するのが難しいです。私にはさっぱり理解できないもの、またいわゆるトンデモ系なのでは?と言いたくなるようなびっくり記述もたくさんあります。ですので私はシュタイナーの思想全てを妄信することはなく(できず)、私の中で理解できて「響く」ものを選んで、教育に限らず自分の生活の中で大切にしていこうと思っています。ですのでこのサイトもそんな考え方で運営していくつもりです。
以上の点をご理解の上、参考になさっていただければと思います。
こちらのサイトで少しでもシュタイナーや人智学に興味を持っていただければ嬉しいです。多くの分野にわたっているシュタイナーの世界ですが、その中で何かに興味を持たれてより勉強したいと思った場合は、その分野で専門に指導や研究されている方の所で深めたり、その分野に関係した書籍を読んでいただければと思います。